2024年の芋焼酎の仕込みが始まりました:蒸留も始まりました
2024年7月29日(月)、国分酒造で今年の芋焼酎の仕込みが始まりました。

【米麹造り】
2024年7月29日(月)、米麹造りがスタートしました

 
今年最初の仕込みは、代表銘柄の「さつま国分」です。種麹は河内菌白麹を使います。

 
米麹造りが始まりました。麹を造るドラムで種麹を掛けている様子です。


【出麹&一次仕込み】
2024年7月31日(水)、出来上がった米麹をドラムから出し(出麹)、水と酵母が入った一次仕込みタンクに米麹を入れ、一次仕込みが始まりました。

 


 
出麹と一次仕込みの様子です。白麹が作り出すクエン酸のおかげで、雑菌に汚染されることなく酵母が十分に培養され、次に行われる二次仕込みに備えます。


【さつまいも入荷】
令和6年8月2日(金)、8月3日(土)、今年最初のさつまいもが入荷しました。
今年は植え付け後の4月〜6月に雨が多く、芋の生育がやや遅れ気味でしたが、ここ2週間ほど、非常に暑く良い天気の日が続いたおかげで、この時期としては十分に大きく育ってくれました。

 
トラックで運ばれてきたさつまいもを下ろしているところです。

 
杜氏・安田宣久が、入荷したばかりのさつまいもの様子を見ているところです。

 
芋のホッパーに入れた芋は、最初の「さつま国分」の仕込みに使う"コナイシン"というさつまいもです。この時期としては、十分に大きく育ってくれています。

 

こちらの芋は"ミチシズク"というさつまいもです。こちらもこの時期にしては大きく育ってくれています。
さつまいも基腐病に弱い"コガネセンガン"に代わり、今年は"ミチシズク"が、かなり多くの畑で栽培されているようです。


【芋切り】
2024年8月5日(月)、芋切りがスタートしました。

 

 
芋切りの様子です。最初の仕込みに使う芋は、鹿児島県産の"コナイシン"というさつまいもです。
芋洗い機できれいに洗った後、包丁を使って、1個ずつ手作業で、傷んだ箇所を切り落とします。


【蒸留】
2024年8月19日(月)、蒸留もスタートしました。

 
蒸留中のもろみを、杜氏・安田が見ているところです。

 
今年最初の蒸留は、例年通り、代表銘柄の「さつま国分」です。ちょうど焼酎が垂れているところです。

2024年8月8日(木)に発生した日向灘沖の地震の影響で、国分酒造の地下水も濁り、今回はきれいになるまで1週間程度かかりました。
ちょうどお盆休みに入ったので、仕込みへの直接の影響はなかったのですが、今後とも自然災害には留意してゆきたいと思います。