令和5年の芋焼酎の仕込みが始まりました:蒸留も始まりました
令和5年8月1日(火)より、今年の芋焼酎の仕込みが始まりました。
今年最初の仕込みは、代表銘柄の「さつま国分」です。

【米麹造り】
令和5年8月1日に米麹造りが始まりました。

 
「さつま国分」の仕込みに使う種麹(河内菌白麹)です。

 
蒸して冷ました米に、種掛けをしているところです。


【出麹&一次仕込み】
令和5年8月3日(木)、出来上がった米麹をドラムから出し(出麹)、水と酵母が入った一次仕込みタンクに米麹を入れ、一次仕込みが始まりました。

 
出麹の様子です。

 
水と酵母が入った一次仕込みタンクに、米麹が投入されている様子です。

 
櫂棒でならし、冷却装置を入れ、1週間ほどかけてもろみを発酵させ、一次もろみを造ります。


【さつまいも入荷】
令和5年8月5日(土)、さつまいもが入荷しました。
台風6号が近づいている中で、何とか納入してもらうことができました。

 
トラックから芋を釣り上げて下ろすところです。

 
袋に入っている芋を、ホッパーの中に入れている様子です。この時期にしては、大きく育っている印象を受けました。

 
本日入荷した芋は、鹿児島県産の"コナイシン"というさつまいもです。メインの"サツママサリ"の芋の入荷は、もう少し先になります。

8月7日(月)から芋切りがスタートする予定ですが、台風の影響で、変更になる可能性もあります。


【芋切り】
令和5年8月7日(月)より、芋切りも始まりました(写真は8月8日の芋切りの様子です)。

 
さつまいもが芋洗い機に運ばれていくところです。

 
芋洗い機で洗っている様子です。

 

 
芋切りの様子です。

お盆前の早い時期にも関わらす、芋はだいぶ大きく育ってくれている印象を受けました。またこの時期なので、芋の痛みも少なく、きれいなさつまいもです。
ただ一部に、基腐病が入っているようなものもあり、台風接近による大雨で、基腐病が広がらないか心配しているところです。


【蒸留】
令和5年8月18日(金)より、蒸留も始まりました。

 
蒸留器の前で座っている、杜氏・安田宣久です。

 
蒸留中のもろみです。

 
今年の最初の蒸留は、例年通り、代表銘柄の「さつま国分」です。ちょうど焼酎が垂れてきているところです。

令和4年より、常圧蒸留の方法を、これまでの"蒸"方式から、"煮"方式に変え、令和5年は、更にレベルアップし、杜氏・安田が取り組んでいます。